中学2年生は、中1に比べると学習範囲が広くなり勉強の難易度も上がります。
中1ではそこまで勉強しなくても、定期テストで高得点を取ることは難しくありません。
しかしそれに甘んじて勉強をしないと、中2になって一気に成績が下がることは良くあります。
中2は部活動も忙しくなり、勉強に取れる時間が少なくなります。
一度勉強が遅れてしまうと、なかなか取り戻すのが大変になります。
中2の時期は勉強に遅れると、勉強するモチベーションが下がります。
勉強のやる気を上げるには、結果を出すことが最も効果的になります。
勉強して成果が出れば、次も頑張ろうという気持ちになれるからです。
中2の内容であれば、効率の良い勉強法を行えば短期間でも成績を上げることは可能です。
中2が短期間で成果を出せる、効率の良い勉強法を紹介するので参考にして下さい。
中2の勉強は高校受験にも大きく関わるので、しっかりと勉強することが重要になります。
中2の勉強に必要な知識
中2の勉強をする前に、中1の成績が悪かった生徒は復習から行うことが重要です。
なぜなら中2の内容は、中1の内容を理解しないと解けない問題も多いからです。
遠回りに思うかもしれませんが、中1の内容であれば短期間で復習することが可能です。
面倒と感じるかもしれませんが、基礎をしっかりと復習することで中2の内容を効率よく勉強することができるのです。
中学の基礎で重要な教科として英語と数学があります。
中1の成績でこの2教科が悪かった場合は、必ず復習してから中2の勉強を開始しましょう。
英語と数学は基礎ができていないと、中2の内容が理解できない内容が多くなるからです。
中1の英単語や文法は、中2でも使われることが多いです。
また数学も計算だけではなく、方程式や図形など中1の基礎が必要な内容が出題されます。
中2の社会と理科は単元的に中1とは繋がりは少ないので、中2の勉強を優先させることをお勧めします。
高校受験では必要になりますが、中3からでも巻き返せる内容になります。
ただし中2の社会と理科は、きちんと知識を定着させることが重要になります。
国語も同様に、中2の勉強をしっかりと行うことを優先してください。
中1の復習は教科書でもできますが、全て行うのは効率の良い勉強法とは言えません。
ポイントを押さえて勉強すれば、短期間でも勉強することは可能です。
中2の勉強時間と成績
中2の勉強時間の目安として、定期テストで上位の生徒は2~3時間ほど勉強しています。
もちろん生徒によって違いはありますが、成績が良い生徒ほど勉強時間が長い傾向にあります。
勉強しないと言っている上位の生徒もいますが、実際は勉強時間が長い場合がほとんどです。
中堅クラスの生徒は1時間前後の勉強時間が目安になります。
中2の場合、部活で忙しいですが帰宅してから勉強しています。
これも個人差があり、毎日勉強せずに週に2、3回勉強するパターンもあります。
中堅クラスでも上位の生徒は、2時間以上勉強するパターンもあります。
下位クラスの生徒の勉強時間は30分程度から全く勉強しない生徒まで様々です。
このレベルの生徒は、中1の頃から勉強をしていないケースが多くなります。
そのため学校の勉強についていけず、勉強のやる気がなくなっていることが多いです。
このように中2の場合、成績が良い生徒ほど勉強時間が長い傾向にあります。
実際に中2の勉強時間の理想としては、1日1.5時間の勉強になります。
1時間だと足りないと思うかもしれませんが、効率の良い勉強法を行えば1.5時間も有効に使うことができます。
家庭学習でできる効率の良い勉強法を紹介するので、勉強の参考にして下さい。
中2の勉強のやり方
中2になると、勉強の内容がかなり難しく感じられるようになります。
また学習範囲を終わらせるために、授業スピードが速いのも中2の特徴です。
中2が行うべき勉強法として、学校の授業に遅れないように効率の良い復習をする勉強法が効果的になります。
そのために必要なこととして、参考書の選び方が重要になります。
中2の教科書は、基本的に先生が説明したことを理解する内容になっています。
そのため授業に集中していないと、教科書の内容が理解できなくなります。
理解ができていないのに家で教科書を復習しても、知識の定着ができず時間を浪費してしまいます。
参考書は教科書の内容を丁寧に解説しているので、学校の授業が理解できていない生徒でも覚えやすい工夫がされています。
ただし参考書も何種類かあり、質の悪い参考書を選ぶと教科書と変わりません。
中2の家庭学習では、独学でも理解できる丁寧な解説の参考書を選ぶことがポイントになります。
解説が理解できることで、勉強のやる気を継続させることができるのです。
また1時間の勉強時間は、効率的に使うことも重要になります。
基本的に1時間の勉強では、全ての教科を復習するには時間が足りません。
上位クラスの生徒が勉強に2~3時間必要なのは、全教科をバランスよく勉強するのに必要な勉強時間だからです。
1時間の勉強で行うならば、30分で3教科に絞るのが効率の良い勉強法になります。
勉強時間としては、英語と数学は毎日30分必ず勉強するようにしましょう。
学校の授業も、この2教科はほぼ毎日あるので、遅れると挽回が難しくなるからです。
残りの30分は社会と理科を交互に勉強するのが理想になります。
ただし週に1回程度はこの30分を国語の勉強時間に使うことをお勧めします。
基本的に月曜から金曜は、このスケジュールに慣れる勉強を行いましょう。
土日の勉強時間については、中2の場合は平日と同じ勉強を行うのが理想です。
上位クラスの生徒は、高校受験を見据えて3~4時間勉強している生徒もいます。
ですが一般的には1時間~1.5時間程度を、平日の勉強でわからなかった箇所の復習に当てましょう。
理解できていない箇所を減らすことが、中2の成績を上げる効率の良い勉強法になります。
次に中2の勉強で役立つ参考書を紹介していきます。
中2英語の参考書と勉強法
中2の英語は内容が難しくなり、英語が苦手になる生徒が多くなります。
特に英単語と英文法が増えて、普段から勉強しないとついていけなくなります。
ですが基礎をしっかりと理解できれば、中2の英語を攻略することは可能です。
ただし教科書や学校の先生の説明では理解できないという生徒も多いです。
中2の英語の勉強にお勧めの参考書は、中2英語をひとつひとつわかりやすく。(CD付き)になります。
とにかく丁寧な解説で、英語を一つ一つわかりやすく覚えられる内容になっています。
市販の参考書の中でも、圧倒的にわかりやすいという評判で使っている生徒も多いです。
ボリュームも適当なので、英語が苦手でも無理なく勉強することができます。
英語の勉強法としては、内容を理解したら例文を暗記するのが効果的です。
参考書でも教科書でも良いので、重要な構文はしっかりと覚えましょう。
暗記が嫌いな生徒もいるでしょうが、英語は覚えることが最も効率の良い勉強法になります。
中2であれば覚える内容も少ないので、暗記するまで繰り返し勉強しましょう。
個人差はありますが、3~5回ほど復習すると脳にインプットされるようになります。
中2数学の参考書と勉強法
中2の数学は、全体的に難易度が上がり成績が上げにくい教科になります。
特に数学が苦手な生徒は、問題を見るだけでアレルギーを感じることもあります。
ですが数学も基礎から一つ一つ攻略することで、中2の内容も解けるようになります。
中2数学のおすすめ参考書としては、中2数学をひとつひとつわかりやすく。 (中学ひとつひとつわかりやすく)になります。
この参考書は数学が苦手な生徒にも、丁寧な解説で理解できる工夫をしています。
ただし1回読んで理解できない場合もあるので、理解できるまで繰り返し問題を解くことが重要になります。
数学はセンスが必要と言われることもありますが、反復練習をすることで着実に理解することができる教科です。
先ほどの説明で、数学の勉強時間は30分ほど行うのが理想と言いました。
ですが実際30分では終わらない問題も、中2の数学では後々出てきます。
そんな時は数学の時間を1時間にして、社会や理科の30分を他の日に当てる勉強法がお勧めです。
数学は一度遅れると、挽回が難しいので確実に理解できるまで繰り返しましょう。
中2国語の参考書と勉強法
中2に限らず、国語を勉強していない生徒はかなり多いです。
勉強しなくてもある程度の点数が取れるので、他の教科に時間を使うことがほとんどです。
実際それでも通用することが多いですが、読解力は確実に身につけておくことが必要です。
国語は曖昧な教科ではなく、きちんとした解法があるのでしっかりと勉強しましょう。
中2レベルの読解力を身につけるには、くもんの中学基礎がため100%中2国語 読解編―学習指導要領対応を使った勉強がお勧めです。
実際に学校で使っていることもあり、国語の読解の基礎力を身につけることができます。
解説も丁寧で、国語を理論的に考えることができる良い参考書になります。
読解力は一度身につけば、どんな問題にも応用することができます。
この参考書で読解力を身につけたら、国語の勉強は毎日行わなくても問題ありません。
漢字や文法など、反復練習が必要なものを中心に勉強しましょう。
国語は得点源にできれば、定期テストでも有利になるのでしっかりと勉強してください。
中2社会の参考書と勉強法
中2の社会は、基本的に暗記を中心として勉強で対策することができます。
ただし覚える量が多いので、定期的に勉強しないとテスト前に一夜漬けすることになります。
暗記法としては、寝る前に勉強するのが効率的という学者の説もあります。
脳は寝ている間に記憶する仕組みになっているため、寝る前に覚えたほうが効率が良いということです。
社会の参考書としては、寝る前5分暗記ブック 中3高校入試 英語・数学・国語・理科・社会 中1・中2の復習つきがおすすめになります。
イラストや図を使ていて、覚えやすい工夫がされている参考書です。
毎日ではなくて良いので、週に2~3回ほど寝る前に30分ほど勉強すると効果的です。
読む回数は1回ではなく、何度か繰り返すと知識を定着させることができます。
社会が苦手な生徒は、基本的に暗記などの単調な作業を嫌います。
ですが暗記は机の前で行わなくても、風呂や睡眠前でも効果はあるのです。
コツコツと勉強をすることで、中2の社会であれば覚えることは決して難しくありません。
社会は覚えれば解ける問題が多いので、しっかりと復習することも高得点のポイントになります。
中2理科の参考書と勉強法
中2の理科も、社会同様に暗記だけでも対策が可能な教科になります。
ですが理科の場合、事象を追求することでより記憶できるようになります。
イラストや図を使った参考書を使うことで、知識を一層定着させることが可能です。
お勧めの参考書としては、中2理科をひとつひとつわかりやすく。 (中学ひとつひとつわかりやすく)があります。
この参考書は、教科書の内容をわかりやすくイラストや漫画にしているところです。
理科が苦手な生徒は、何故そうなるのかというイメージがつかないことが多いです。
この参考書を使えば、イメージが難しい中2の理科も頭で理解できる手助けになります。
かなり丁寧な解説なので、理科が苦手な生徒でも問題なく解けるレベルになります。
理科もイメージができたら、それを定着させるために復習が必要になります。
暗記要素と計算要素など、複数のことを覚えるのが理科の難しいところです。
ですので一つ一つ着実に覚えて、知識を定着させることが重要になります。
定期的に復習をすれば、中2理科は着実に攻略することが可能です。
中2におすすめの家庭学習
中2の成績を上げるためには、家庭学習が非常に重要になります。
ただし一般的に机に向かって勉強するのは、慣れた生徒以外はかなり難しいでしょう。
また家庭学習は、学校の授業を理解していることが前提になります。
もし学校の授業を理解できていなければ、家庭学習をしてもなんとなく考えるだけの時間になる可能性が高いです。
せっかく家庭学習を行うのでしたが、効率の良い勉強法を取り入れることをお勧めします。
昔に比べて参考書の質も上がりましたが、それ以外に便利なツールとしてオンライン学習を家庭学習に取り入れるのがお勧めです。
オンライン学習も、以前に比べると質の高いものが多くなり成績が上がっている生徒が増えています。
オンライン学習の勉強法としては、一番効果的なものは講義式の教材になります。
最近では超有名な講師が、動画で一つ一つの教科を解説している教材もあります。
実際にオンライン学習をして、偏差値が40から70に上がった例もあります。
受験勉強向きかと思う人もいるでしょうが、最近のオンライン教材は中2の定期テスト向けのものもあります。
一流の講師の解説は、学校の授業よりもわかりやすいと感じる生徒も多くいます。
授業を理解できることで、家庭学習の効率を上げることができるようになります。
またオンライン学習の良いところは、何度も繰り返し復習することができることです。
集中力を欠いて聞き逃しても、また聞くことができるので置いて行かれることはありません。
オンライン学習と良い参考書を併用することで、学校の授業よりも効率的に勉強をすることができます。
家庭学習は効率の良い勉強法をすることで、短期間でも定期テスト対策を行うことが可能です。
聞き流すだけでも効果があるので、家庭学習に取り入れるのも一つの勉強法になります。
中2の成績を上げる効率の良い勉強まとめ
中2の勉強内容は、中1に比べると格段に難しく感じられるかもしれません。
しかし効率の良い勉強法を行うことで、着実に知識を定着させることが可能です。
そのためには基礎を徹底的に勉強して、一つ一つ課題をクリアすることが重要です。
効率の良い勉強法を行うことで、下位クラスの生徒が上位になることもあります。
以前は塾や家庭教師がその手助けをしましたが、現在はオンラインなどの学習教材も進化しています。
上手に勉強に取り入れることで、中2レベルなら短期間で成績を上げることも可能です。
中2は勉強すれば伸びる時期なので、正しい勉強法を行う工夫をしましょう。
勉強法さえ間違えなければ、誰でも高得点を取ることができます。
中2の内容はのちに高校受験でも重要になるので、しっかりと勉強しておくと将来的にも楽になります。